今回は、一般的な治療ではなく、
コミュニケーションが
治療になった患者さんの例をお伝えします。
こんな方にオススメ
実例紹介
歯医者に行くと動悸がする患者さん
その患者さんは、治療の時にとても怒っているように見えました。
私が、入れ歯の型取りをする時も怒られ『痛いからあなたじゃ無理!!他の人に変えて!!』
と言われてしまいました。
そのあとで、歯石取りを担当することに、、、、
その方とご挨拶すると、治療のときのことは覚えておらず、開口一番
『私、歯医者が無理なんです~、本当に怖いんです~。
予約の1か月前から苦しいんです』
今までその患者さんが怒っていたのは、恐怖の裏返しでした!
その方のお話をとことん聞かせていただく、アドバイスはせずに受け止める
歯医者が怖いことは悪いことじゃない、 と否定せずに聞く
30分の予定していた時間の半分くらい、話を聞くことに使います。
それが治療だから、当然だと思います。
その日は、たくさんお話して、少しの時間を歯石を取る時間にして帰りました。
『次は来れるかな』と不安でしたが、次もその患者さんは動悸しながら、怖そうに、
歯石取りの治療に来てくれました。
また、同じようにお話を聞く時間をたっぷりとって、歯石取りの時間は少しだけ、
その患者さんが痛いと言えば、すぐに止めます。
その方の優先は歯医者に通い続ける状況を作ること、一般の方と同じように治療ができることではありません。
その方は、少しずつ歯石取りもできるようになり、定期的な歯石取りも休まずに通ってくださいます。
治療も『血圧が上がる!!』と言いながらも、少しずつできるようになりました。
担当して4年間、休まずに定期的な歯石取りに来てくださいます!
今でも、その患者さんに”コミュニケーションが治療”は変わらないので、
他の方よりもお話するのは長めです。
コミュニケーションを取らなければ、この患者さんは通い続けられなかったかもしれません。
その患者さんが私に”コミュニケーションが治療”ということに自信を持たせてくれました。
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最後に
私は、歯の治療することは、その方の人生をよりよくすることと考えています。
出会う患者さん全てに、亡くなる最期まで、できるだけ食事を楽しんでほしいと思っています。
歯医者が怖い人、嫌いな人は本当に多いです。
その方々が治療のチャンスを逃して、人生が楽しまないのは悲しいです。
それには一般の治療だけでは、その患者さん方々のサポートはできません。
コミュニケーションの治療が非常に重要だと感じています。
この話に共感してくださる人が少しでもいらっしゃったら、ありがたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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