最近、お子さんのお口ぽかんのお話聞いたことはないですか?
今回は、お口ポカンはなぜいけないのか?
理由をお伝えさせていただきます。
こんな方にオススメ
お口ぽかんは何でダメなの?
こちらにお口ぽかんをすると、起こりうる影響をまとめました。
「⾷べる」、「話す」、「呼吸する」といった⼦どもの発達に大きな影響を与えてしまいます。
それでは、お口ぽかんについて詳しくお伝えしていきます。
お口ぽかんをもっと詳しく!
新潟⼤学⼤学院医⻭学総合研究科⼩児⻭科学分野の⿑藤⼀誠准教授らの研究グループが
共同研究で、全国のお口ぽかんについて調査しました。
お口ぽかんの有病率(お口ぽかんの子供の割合)
お口ぽかんの子供たちは、3割もいました。
お口ぽかんは、口を閉じられない状況→唇の力が弱い
ということです。
歯並びは遺伝によるものと思われていましたが、歯並びは、唇の力、、頬の力、舌の力も大きく関係があります。
例えば、唇が閉じられないと前歯が出っ歯になりやすいです
舌の正しい位置は、上あごにピッタリ張り付いてることですが、
それができないと、頬の力で歯が並ぶ土台の骨が狭くなり、顎が小さく歯が並びきらないということにも、繋がります
年齢におけるお口ぽかんの割合
年齢とともに割合は増えています。
お口ぽかんは家庭内で自然に治っていくことは難しく、
保護者の皆さんもまだまだお口ぽかんのことを、知らない方が多いというのが現状です。
お口ぽかんと関連する12項目
「1 分以上閉⼝できる」と「⼝を閉じて⾷べれる」の相関係数が「−(マイナス)」である
ことから、
お⼝ぽかんは、「1 分以上⼝を閉じていることができない」、「⼝を閉じて⾷べら
れない」ことと関連があると解釈できます。
最後に
平成 30 年 4 ⽉より「⼝腔機能発達不全症」に関する新病名の下、
「⼩児⼝腔機能管理加算」が保険収載されました。
また、令和 2 年4 ⽉からは「⼩児⼝腔機能管理料」と「⼩児⼝唇閉鎖⼒検査」が新設されました。
つまり、お⼝ぽかんが保険診療の対象となったのです。
このことは、従来の⻭科治療の中⼼であったむし⻭治療などから、
「⾷べる」、「話す」、「呼吸する」といった⼝腔機能に関する
子供たちへの治療シフトが徐々に進んできていることを意味します。
いかがだったでしょうか?途中、難しい表現もあったかもしれませんが
多くの保護者のみなさんにこのお口ぽかんのことを知っていただきたいと思います。
わからないことがあれば、何でも聞いてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考資料
⼦どもの“お⼝ぽかん”の有病率を明らかに~新潟大学共同研究
https://www.niigata-u.ac.jp/wp-content/uploads/2021/02/rs210217.pdf
コメント